保育士の給料が低いと感じたら|月給だけでなく「時間」も比べる
給料に不満がある保育士向けに、昇給、手当、転職、異業種転職を考えるときの見方をまとめました。
月給があと2万円高ければいいのか、年収を大きく変えたいのか。それだけでも選ぶ手段は変わります。給与だけを追って休日や通勤時間が悪化すると、生活は楽にならないので、数字はセットで見たいところです。
最初に年収を出してみる
基本給だけでなく、手当と賞与も含めて今の年収を出します。そのうえで残業や持ち帰りの時間も思い出してみると、「給料そのものが低い」のか「働いている時間に対して割に合わない」のかが分かれてきます。
保育士を続けるなら、園を変える余地を見る
同じ地域でも給与体系や手当は園によって違います。役職手当、住宅手当、賞与、処遇改善に関する手当など、月給の表記だけでは見えない部分もあるため、内訳まで比べます。
年収を大きく変えたいなら職種も広げる
希望額が大きい場合、園を変えるだけでは届かないこともあります。保育士を続ける転職と、一般企業への転職を同時に見て、どちらが自分の生活に合うか比べる方が判断しやすいです。
選ぶ前の確認項目
- 基本給と手当を分ける
- 賞与算定や将来の昇給に関わるため総額だけを見ません。
- 年間収入で見る
- 賞与や一時金を含めて一年単位で比較します。
- 労働時間を合わせて見る
- 残業や持ち帰りが多ければ時間当たりの負担感は変わります。
- 地域相場を見る
- 全国平均ではなく自分の通勤圏の求人を検索します。
- 住宅制度の価値を含める
- 家賃補助等が使える場合は実質的な生活費に影響します。
- 昇給の上限を確認する
- 数年続けた場合にどの程度上がる可能性があるか制度を見ます。
進め方
- 源泉徴収票で現年収を確認する
月給の印象ではなく年間の数字を基準にします。
- 求人を十件保存する
自分の地域の給与帯を把握します。
- 現職の昇給制度を確認する
待つ価値があるか見ます。
- 給与以外に失いたくない条件を書く
休日や通勤などを同時に守れるか見ます。
- 増やしたい金額を決める
月一万円と年百万円では必要な手段が違います。
確認に使える質問
- 今の年収はいくらですか
- 残業代や賞与を含めて確認します。
- 月いくら増えれば不満が減りますか
- 目標幅を決めます。
- 給与アップと引き換えに何を変えられますか
- 通勤、役職、休日などを考えます。
- 同じ地域で高い求人はありますか
- 市場の現実を見ます。
- 異業種も選択肢ですか
- 保育を続けたい気持ちと分けます。
避けたい行き違い
- 月給の数字だけで転職する
- 賞与や休日で逆転することがあります。
- 手当を基本給と同じに考える
- 支給条件や変動を確認します。
- 平均年収だけで自分の相場を決める
- 地域と経験で違います。
- 収入だけ上がれば満足すると考える
- 労働時間が増える可能性も見ます。
参考資料・確認先
- 厚生労働省 労働条件明示のルール
労働条件通知書と、就業場所・業務の変更範囲などの明示
